9.矢沢永吉

2007年2月24日 日常
特別な矢沢ファンでもない。
歌も滅多に聴かない。
それでも、矢沢が歌う曲には、正直、惹かれてしまう。

還暦を迎えるお袋が、最近、矢沢の歌を聴き始めた。

以前は、小型のラジオチューナーでラジオを聴くだけだったが、音が途切れる、電池がすぐなくなるなどの繰り言を聞かされて、それで思い出して、私の部屋に眠っていた従妹から貰ったお古のラジカセを引っ張り出し、それを預けた。
機械音痴のお袋にFM、AMの切り替え、チューナーの合わせ方を説明すると、早速、使い始めた。
当初は、ラジオしか聴いていなかった。
ところが、実家に遊びに来ていた妹がカセットテープを使えることを知り、次に訪れた時には、矢沢永吉、長渕剛、南こうせつの昔のテープを持って来て呉れた。
それからと云うもの、愚息の出勤後は、専ら、優雅にテープを聴きながらティーを片手に、である。

お袋はこの3人の大ファンである。
「矢沢永吉、長渕剛からはパワーを貰って、南こうせつには癒されてるよ」
歌を聴き、鼻歌交じりで家事をこなし、お袋は言う。
「なるほどね」
私も胸の内で納得する。

矢沢の歌には、“粋(意気)”、“艶”がある。
年齢を感じさせない矢沢の顔からも“粋”な生き方が伝わって来る。

〜いいさ ほんの 思い 違い それで Go away,girl
24時間 持たない恋の 熱をさらって Southern breeze
顔見知りの 苦っぽさに Winkして Yes my love Yes my love〜

「矢沢のような爺になりてぇもんだ」
休日の午前中、茶の間の炬燵で矢沢の歌を聴きながら、安手の即席珈琲を啜り、淋しくなった前頭部を撫で撫でし、嘯く此の頃である。

※歌詞は「Yes my love −愛はいつも−」より 作詞/ちあき哲也 作曲/矢沢永吉

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